2017年12月12日火曜日

Neilpryde Nazaré レビュー ファーストインプレッション+初期カスタム



家は3軒建てないと本当に自分の納得できる家が出来ないというが、ロードレーサーもそれと同様、少なくとも3台は乗り継がなければ自分で納得できるものを手にすることは難しい。

彼是、クロモリ3台、アルミ1台、カーボン1台を乗り継いだ私だが、次のロードは自分がもっと納得できるものを選びたいと思っていた。

身長が高いため、適正フレームサイズは580~600。今まではそれに該当するサイズを選択してきたのだが、なんとなくしっくり来なかった。どうやら私のフォームはコンパクトなのか、トップチューブ長は短めのほうが良いらしい。トップチューブが580mmくらいあると、ステムは90~100mm程度で十分だし、そもそも短足なので、大きいサイズのフレームではレーシーなサドルハンドルの落差が取れない。

さらに、私はどちらかというとサドルの着座位置を前後にずらしながら後ろ乗りのペダリングや前乗りのペダリングを組み合わせて乗るタイプ。
そして最近zwiftをやって気が付いたのだが、前乗りで踏み込むスタイルの時が出力を出しやすいようだ。

これらを総合して考えると、サドル位置は前めにしてシート角度を起こし、ステムは長めにしてやる方が良いと考えた。

よって、今回は1サイズ下の560mmを選択した。

これにより、サドルを前めにしてステムを長くし、落差も確保することが出来る。

フレーム選択の条件としては、「エアロ」であることと、「重い」こと。

最近は平地が楽しい。高速巡行最高。ゆえにエアロ。

また、昨今の軽量カーボンフレームはフレーム重量で1kgを大きく下回ることも多いのだが、私の体重を考えるとフレーム自体の寿命が短くなってしまう懸念がある。

プロ選手の知り合いやプロショップの人に聞いても、トップグレードの超軽量フレームを重量級の選手が乗ると、1年持たないことも多いらしい。

もちろんトッププロであれば使い捨てと考えてそれも良いのだろうが、そんなコスパが悪いことは出来ない。

その条件で探していったとき、wiggleでベストに近い一台が見つかった。
それがNeilpryde Nazaréだ。



105組で16万円台。安っ。

今まで使っていたFOCUS IZALCOは10速デュラエースだったのだが、7速時代から始めた自分にとってそれは結構なオーバースペックだったので、今の製品レベルを考えれば105でも十分だろうという判断だった。

変速は機械式なら調整である程度のレベルにはなるし、ブレーキは握力でなんとでもできる。懸念があるとすればクランクの剛性くらいだが、乗った感じそれほどの違いは感じなかった。

さらに今までからの大きな変更点としてはクランク長だ。フレームサイズを小さくしたことにより、クランク長は172.5mmになる。今まで175mmを愛用してきたのだが、175mmを使用すると、エアロフォームを取ったとき、膝の上昇位置が高くなるため、窮屈になってしまう欠点があった。2.5mmとは言えこの窮屈さが解決されるのは、落差をさらに出す予定の今回のバイクにとっては良い選択肢かもしれない。

そんなこんなでwiggleにNeilpryde Nazaréを発注。

最近wiggleの注文はオランダから発送されるのだが、無事、約2週間ほどで到着した。税金は消費税を取られたのみ。


いつも通りのwiggle箱に入っている。


開けてみるとこんな感じ。前(7年前)に比べると雑かな?必要十分とも言う?


出してみる。ハンドル・シートポスト+サドル・ペダル・前輪が外れた状態なので、クッション材を除去してささっと組む。


デフォルト+ultegraペダルを組みつけた状態がこちら。

えーっと、調整は雑。後輪ブレーキが片効きしている。だがどうやらこの片効き、ホイールのセンターがずれているようだ。完組なのにそんなことってあるのかとちょっと驚き。

さらにリアディレイラーの変速が良い具合でない。原因はワイヤリング。
ハンドルから出るアウターワイヤーが長すぎる。そのためワイヤーの戻りが悪くなっているのだろう。

まぁ、どうせすぐパーツ交換するのでこの時点では捨て置くこととした。

軽めに調整しデフォルトで乗ってみる。
バランスの良いフレームだ。剛性は高いけれど、衝撃吸収性も悪くなく操舵性も良い。
ただ、ホイールは重い。因みにペダルなし重量は8.3kgほどで、ペダルを入れると8.7kgほどになった。


エアロシェイプが美しい。


デザインセンスも流石で、赤なのにケバケバしくなくてスタイリッシュにまとまっている。フォークの収まりなんかは感心してしまう。キレイなロードレーサーだ。




さて、ここからだ。

デフォルトからの初期カスタマイズの方針はこうだ。

・サドルは慣れたものにして前乗り重視のポジションとし、ステムを延長。

・RDとスプロケをワイドレンジにする。今まで9速や10速だったので、クロスレシオに対するこだわりはないし、体重が重いので上り下りでの速度差を考えてレシオを広く。

・先日のosymetricチェーンリングの効果を踏まえて今度は楕円チェーンリングに挑戦する。

・パワーメーターは高いので見送り。


それをパーツ交換に落とし込むとこんな感じになる。

1.ステムの変更

110mm → 130mm




2.サドル変更

デフォルト → selle smp dynamic




3.リアディレイラー

105(5800) → ultegra R8000 ミドルゲージ





4.スプロケット

105 11-28 → ultegra 11-32




5.ホイール

デフォルト → ICANカーボン 50mm




6.チェーンリング

105(5800) 52-36 → AbsoluteBlack 楕円チェーンリング 52-36





そんなこんなで完成したのがこちら。


AbsoluteBlackかっけぇ。RDのR8000もメカニカルな雰囲気がある。そしてやっぱりこんフレームにはディープリムが似合う。

ステム -6°のものなので、慣れたらもっと角度をつけても良いかもしれない。

週末乗るのが楽しみだ。

2017年11月25日土曜日

Zwiftを1ヶ月やったらFTPが44W上昇した話。

Zwiftを初めて1ヶ月が経ったんですが、効果は絶大。
FTPが44W上昇しました。

zwiftを初めてやったときに実施したのがこちらのFTPテスト。

10月21日、FTPテスト。きつい。20min全力の前の5minで既にひぃひぃ状態。





結果的に、20min全力で平均276W。FTP263W 2.92W/kgという記録でした。



つよポタミアさんのブログによると、



このように分類されるので、低脚認定になりますっ
詐欺じゃないことが判明しました。

その後は、zwiftのやり方を覚えつつトレーニング。

定番のSST(Sweet Spot Training)やら、イベントトレーニング、イベントレースへの参加をしたり、チームメイトをストーキングしてみたりと遊んでいました。

1週間半ほどやったあと、知り合いがSSTしているところを見つけて追走してからzwiftを終了すると・・・・



こんな表示が。
プロフィールを更新しますか?

選択肢・・・「はい」 のみ。

だが断れない。


恐らく、20分の平均出力などから自動的にFTPを算出してFTP詐欺を防ぐ機構が組み込まれているんでしゅうね。なかなか興味深い。

11月1日、FTP281W 3.12W/kg

並脚に昇格しました。


その後、だんだんzwiftにも慣れてきて、興味のあるイベントを中心に遊んで行きました。
別府選手と走るイベントとかもあってモチベーションも保てます(*'▽')


それからまた一週間。11月10日、FTPテストに臨んでみました。


結果、20min全力で平均312W。FTP296W 3.28W/kgという記録でした。


ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪上がった上がった~!

やはりFTPなどの定量的な指標が上昇するとやる気が出ますね。


それからさらに一週間・・・

今度は秘密兵器の導入をしてみました。


そうです。楕円、というかOsymetricタイプのチェーンリング。
ギアが1枚軽くなる?という迷信があります。

とはいえ、クリス・フルームやウィギンスを含め、世界的な選手も使用しているので、合う人には本当に一定の効果があるんでしょう。

実際に効果のほどはというと・・・。

まず、明らかに使う筋肉が変わります。真円チェーンリングでは引き足が重要になるので、腰回りやケツ筋に結構負担が来るのですが、Osymetricタイプにしたら、大腿四頭筋の負担が大きくなり、腰回り、ケツ筋への負担が減ります。

個人的にな感想は、体への負荷のバランスが真円よりも良いなぁということ。
平均W数の向上というのは確かに望めるかもしれません。

ああ、なるほどと思ったのですが、このチェーンリング、使用しているのはクリス・フルームやウィギンスなどのオールラウンダーやTTスペシャリストが多く、スプリンターが使っているという話はあまり聞きません。

そして、スプリンターはケツがデカい。


恐らく、真円のほうが高回転で瞬間的なパワーを叩き出すのには有利なんじゃないかと思います。Osymetricタイプの場合、下死点に到達する寸前くらいで一気にトルクが抜ける感覚になるので、真円よりも瞬間的なパワー増減の際にチェーンリングの回転速度が1回転する間に上下するため、それが振動のような形になってバイクバランスを揺らすので、スプリントには向かないのかなーと思いました。

しかし、一定のパワー出力を行うTTなどの種目の場合、各筋肉に対する負荷のバランスが良くなる上、ペダリング効率の向上が予想されるので、平均出力パワーの向上は十分考えられます。

実際、初使用にも関わらずFTP測定で数値の向上が確認出来ました。

現状、トレーニング開始期のため定量的な判断は出来ませんが、少なくとも効果がマイナスになっていることはなさそうです。


DOVALチェーンリングを使用して初日、慣らし運転をした後に計測した結果がコレです。

11月17日、FTPテスト




20min全力で平均323W。FTP307W 3.52W/kgという記録でした。
(因みに当初より体重も3kg減りました)





っシャー。良脚までたどり着いたぜ!

というわけで、1ヶ月弱で263W→307WへFTPが向上
体重比率についても2.92W/kg → 3.52W/kgと、0.6ほど向上しました。


さぁみんな、zwiftをやろう。




そうそう、DOVALチェーンリングについての追記ですが、その後3回ほど使用したところ、どうもフロントディレイラーに干渉するようになってきました。これ、ギア板歪んできてるな。

やはり安物はダメか。


とはいえ、安価にOsymetric体験は出来ますけどね。

2017年10月29日日曜日

zwiftインストーーーーーール!!!


ローラー練習、黙ってやるか zwiftでやるか

退屈だ。辛い。何が楽しいのか分からない。30分も持たない。
タイヤ屑がそこら中に飛び、妻に掃除を要求される。

そんなローラー台練習の革命的ソフトウェア。zwift

ANT+センサーまたはBlutoothを利用して、スピード、ケイデンス、心拍、パワーを連携し、バーチャルワールド内でのライドが楽しめるという代物だ。

さらにスマートトレーナーと連携すれば、バーチャルワールド内の勾配と連携して負荷変動もシミュレート出来るというもの。

バーチャルワールド内では、FTP測定や各種トレーニングメニュー。グループライドイベントなど、単調なローラー台練習を楽しくするツールが揃っているし、stravaなどと連携して、練習の成果を仲間と共有することも出来るという、かなり有能なツールになっている。

ただし、月1,200円掛かる上、初期投資がそれなりに必要なのが玉に瑕か。

うちの機材を紹介しよう。

まず、ロード。

TREK 2300 (ZR9000アルミ)2002年

ようは、古いロードだ。

次にローラー台。

Elite - Turbo Muin


以前にwiggleで購入したもの。2017/10/29現在 48,213円
比較的静かで実走感があり、2000W入力にも耐えるものです。

走行スピードに対してパワーが対応しているため、パワーメーターがなくても比較的精度の高いパワー測定が可能。

なにより最高なのがタイヤ屑が飛ばないこと。


続いて必要なのがPC
これが難儀しました・・・。

意外と要求スペックが高い。ゲームとしては別に高くないんだけど、ノートPCとかでやろうとすると意外とネックになる。

  • OS: Windows 7 x64 bit, OSX 10.7
  • CPU: Intel Core 2 Duo
  • メモリー: 4GB
  • グラフィックス: 1GB 拡張GPU, あるいはCPU内蔵Intel HD 4000/AMD R5 
  • ハード・ドライブ: 4GB以上の空き


まず、うちで試したのがこちらのノートPC


Windows10 64bitだし、Corei5積んでるからいけるだろうと踏んだのです。
が、ダメ。グラフィックが足りないというか古い。

ノートPCが故、グラフィックも増設出来ないので断念。

続いてがこちら。


よーし、デスクトップならいけるだろー!Windows10も積んでるし・・・!!
あ、こいつ32bitじゃねぇか・・・・。

起動できず。

詰んだ。


さて、どうするか。メインPCは書斎据え置きだから使えない。
もう一台あるデスクトップも32bit。

しょうがない、ML115 G5改を64bit化しよう。

調べてみると、すでにWindows10をインストールしているPCにWindows10を再インストールするのであれば、64bitにしたとしても費用は掛からない模様。

1.Windows10のインストーラーをUSBメモリに突っ込む
2.必要なバックアップを取得し、USBからWindows10を64bitで再インストール
3.zwiftをインストール

動いたあああああああ!!!!

さて、簡易的な動作テストは出来た。

色々とその他の機材を揃えて試しにやってみたのだが、カクカクする。
特に大人数のグループライドなんかになるとめっちゃカクカク。
クオリティ落としているというのに、クランク1回転するのに3フレームしか表示されないレベル。

それもそのはず。積んでいたグラボはRADEON HD5450。
PassMarkの数値232というショボさ。

intel HD 4000のPassMarkが454だから、要求スペックすら満たしていない。

動いているのが奇跡というわけだ。

仕方なしに、メインPCで使っているGeforce GTX 660と同じ品を5,000円ほどで中古購入。
これならPassMarkで4122なのでサクサクのはずだ。

実際インストールしてみると、本当にサクサク。クオリティを上げてもクランクはスムーズに回るし、ショボいグラボのときよりもリアリティがあり捗る。

これでPCの準備も整った。本当は大きめのディスプレイも用意したいところだが、とりあえず様子見。



次に、この前後までに準備したものを羅列しておこう。


ANT+センサー

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
【即日発送】GARMIN互換 USB ANT+スティック Zwift利用可
価格:2100円(税込、送料無料) (2017/10/29時点)

楽天で安かったやつ。


ケイデンスセンサー


Amazonで安かったやつ。


無線タッチパネル付きキーボード

Amazonで安かったやつ。
乗ってるときも操作できるものを選択。


サーキュレーター


こんな感じのやつ。家にあったものを流用。
気温20℃くらいであれば風量は十分。
夏は未実証・・・。クーラーがあれば問題なさそう。


アンプ
音楽を聴くために家にあったUSBアンプを流用。
中華デジタルアンプですが音はなかなか良いですよ。
(うちのは旧モデルです)

スピーカー


この自作スピーカーを流用。アンプもなかなか良いので無駄にいい音でライド出来ます(笑)


メタルシェルフ


Amazonで安かったやつ。2500円とか安いなぁ・・・。
サイズがピッタリだったことと、キャスターが付いているので、片付けるのも楽々。


USB-無線LANアダプター
電源ケーブル1本以外繋ぎたくなかったので、LANも無線化


電源タップ


Amazonで安k(略

PC、ディスプレイ、アンプ、サーキュレーターにそれぞれ電源が必要なので、4つ又のタップを購入。これでラックから電源ケーブル一本で運用可能となります。



ASSOS アソスシャーミークリーム


毎日漕いだりすると股ズレの危険が増えるのでシャーミークリームを購入。
効果は上々。


FINISH LINE DRY

ラストは潤滑剤。床が汚れないようにDRYを選択。




それらを、組む。詰む。繋ぐ。

ローラー台の前に設置する。

これで出来上がり。

最後にフレーム保護用のアレを買おうと思ったのだけれど、高い。



これに1500円以上とか高い。

というわけでタオルを切って自作。


作り方はこうだ。

1.長細いタオルを半分くらいに切る
2.真ん中あたりと片方の端をミシンで塗って広がらないようにする。
3.2.のとき、端を縫うタイミングでサドル側に引っ張るゴムを縫い付ける
4.反対は時はハンドルの左右に通すためのゴムを縫い付ける。
※4.の時、端っこに縫いすぎるとハンドルにタオルがかぶらなくなるのでバランスが大事です。

1500円のところが家にあった材料で完了。0円。
材料買ったとしても、100円ショップで200円程度で作れるでしょう。


というわけで、快適zwift環境が整ったのでした!

めでたし!