2012年1月11日水曜日

リフォーム記 直す


解体が終了し、剥き出しになった家の骨組みを見ると、目で見てはっきり分るほどの歪みがそこ彼処に見られる。これは心配・・・・。

解体作業の衝撃や、柱をかなり抜いたことで元から歪んでいた家にさらに歪みが出たようだ。


家を支えている柱の根元もかなり傷んでいて、このままではあと100年もちそうな雰囲気はない。



一番太い大黒柱も例外ではなく、根元の20cmほどは特に痛んでいる。

リフォームしていく上で、これらを直すことが必要なんだけど、新しい木材ではないし、すでに家に組み付いているだけに作業は大変。


まず歪みの修正。

真ん中の黄色い線は厳密なものではないけれど、もっとも歪みが大きかった部分がこの通り修正された。
基礎部分の加工や布製のロープに引っ張る力を掛ける機械などを使ってやっていたのだけれど、見事に修正されるもので、びっくり。





そして柱の根継。痛んだ箇所を切り取り、様々な手法を用いて根継を行ってもらった。さすが宮大工さん、見事としかいいようがない仕上がり。細い柱は今輪継ぎという方法で蟻害に強いヒノキで継いでいた。大黒柱などの太いものは別の手法。

特に大黒柱なんかは機能だけでなく、意匠もすばらしい。
既存の柱と同様、ケヤキを使ってもらえるあたりも粋!

しかもこれらの作業、柱を外して行ったわけではなく、そのままの状態で行われた。
学生のとき技術家庭5だったけど、これは無理・・・・。本当に凄い技術だと思います。




そして、根継をした柱の根元に土台の木材となるヒノキをキレイに加工して設置。これらはこの後基礎打ちの後本設置となるみたい。

今回は本当に宮大工さんの技術を見せつけられた思いがしました。
日本の伝統技術ってほんとすごいな~。